止まらぬプロテインブーム「選ばれる商品」は何が違うのか

プロテインパウダーをはじめとする、いわゆる“たんぱく補助食品”の市場の勢いが止まらない。

2016年の市場規模は1,000億円だったのが2020年は2,000億円と、4年間で2倍という、とんでもない成長を遂げました。さらに2027年予想は3,071億円と、さらなる拡大が見込まれています※1

当然ながら参入する企業も多く、商品数もどんどん増えています。

急成長中の市場だからこそ、売り手としてはしっかりと売り方を考えて、この波に乗りたいところ。

ではプロテイン製品が選ばれるポイントは何なのでしょうか?

とんでもない成長の背景に「女性人気」「世代の広がり」

プロテインといえばマッチョの男性が好むもの。

そんな昔のイメージが今や華奢な女性も日常的に摂るものへと変貌しています。

さらに子ども用や年配の方向けなど、世代の幅も広がりました。

ガッツリ筋肉をつけたい“ガチ派”向けだったのが、健康志向やダイエット目的の“カジュアル派”まで広がったことで、ニーズが多様化するようになりました。

選ぶ基準が増えたことで、より慎重な販売・広告戦略が求められています。

消費者は何を基準にプロテインを買うのか

ではプロテイン製品が購入される際に重視される点について、ひとつずつ考えていきます。

 

①プロテインの種類

プロテインはホエイプロテイン、カゼインプロテイン、そしてソイプロテインと3種類あります。吸収スピードなどの特性が異なるため、目的によってプロテインの種類を選び分けられます。たとえば筋肉量をあげたい人は吸収力が早いホエイプロテイン、ダイエット目的の方は吸収が穏やかで空腹対策にもなるソイプロテインが良いとされています。そのためターゲットを明確化することが要となります。

 

②プロテイン含有量・カロリー・脂質など

たんぱく補助食品なので、共通して求められるのはタンパク質含有率です。さらにダイエット目的であればカロリー、脂質、糖質といった栄養成分表示の内容も重視されます。味を重視するとカロリーや脂質が増えてしまったり、値段があがったりとバランスが難しい点があるため、やはりここでもターゲットをしっかり絞り込んだ検討が必要となります。

 

③摂取のしやすさ(商品の種類)

プロテインといえばシェイカーで振って飲むパウダータイプが主流ですが、手軽に食べられるプロテインバーやゼリータイプ、ドリンクタイプなど幅広く展開されています。プロテインバーやゼリーの場合、1食分で包装されていることが多いため単価も下がります。そのためコンビニやスーパーなど身近な売り場でも販売されています。一方でパウダーは複数回分入っていることが多いため、値段も高くなりネット販売が中心となります。

 

④価格

近年の原料高でプロテイン製品も値上がり傾向にあります。価格据え置きの場合、利益が薄くなるため売り手としては厳しい状況にあります。しかしプロテイン製品は日常のカラダ作りを目的として選ばれているため、高いリピート購入率見込めます。そこでネット販売の場合は初回料金を安価にするなど、長期的な価格戦略で商機を得るケースもあります。

 

⑤味・その他成分

日々継続して摂取するため、続けやすい味であることも重要です。他にもビタミンなどうれしい成分が入っていることも継続購入される動機となります。特に女性向けやシニア向けの製品はビタミンなど美容成分が多く含まれています。

 

⑥第三者の声(口コミ)

たくさんの製品で溢れているからこそ、重視されるのが第三者の評価、つまり口コミです。プロテインは1回で効果をすぐに実感できるものではないため、摂取し続ける期間が必要となります。「この製品は期待できそう」と思える第三者の声が購入を後押しし、リピートに繋がります。

 

専門性の高い第三者の声を活かす「プロテイン×専門家」

なかでも特に求められるのが専門性のある声。たとえば弊社ではプロテイン製品の期待値を高める、下記のような専門家がご提案可能です。

 ・フィットネス・ヨガインストラクター

・栄養士

・医師

・アスリート・モデル

・美容家など

このほかにも製品のターゲットを考えたうえで、製品の訴求力を高める専門家をご紹介しております。

商品の特徴だけではなく、効果的な摂り方やおすすめの運動法など、コンテンツの充実化にも有効です。

まずはぜひお気軽にご相談ください。

※1:富士経済調べ

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