高価格でも売れる? エイジングケアシャンプーのSNS戦略

近年、シャンプーの購入価格が高騰しています。

2022年に実施されたヘアケアの購入価格の調査※1によると、平均1325.87円と、3年前に比べて200円以上アップしています。

高騰の背景には、いわゆる「プレミアム路線」商品の人気。

高くても満足できるものを買いたいという消費者が増えているなか、ECを中心に販売する中小メーカーはどのような戦略が求められているのでしょうか。

ヘアケアは中小メーカーでも戦える時代に

かつてヘアケアといえば、中小メーカーにとっては勝ち目のない市場でした。

大量生産ゆえ実現できる低価格帯はとても真似できるものではなく、店頭の棚割りも大手メーカーが占めているため、美容市場のなかで新規参入が最も難しいとも言われていました。

ところが最近ではヒットを飛ばしているシャンプーブランドは消費者にとっては聞きなれないメーカーが多く、もはや中小メーカーでも戦略次第で十分生き残れる市場に変わっています。

化粧水や美容液より注目度が高い「エイジングケアシャンプー」

なかでも特に注目度の高さが伺えるのが、エイジングケア向けシャンプー。

Googleで「エイジングケア」で検索すると、化粧水や美容液よりも上位に「エイジングケア シャンプー」が表示されます。※2

白髪、うねり、抜け毛といったエイジングによって増えてくる髪の悩みに対し、今まで使っていたシャンプーでは満足できなくなり、より良いものをネットで探している人が多いことが伺えます。

高くても、悩みが減るような高機能シャンプーを買いたいというニーズの高まりが、プレミアム路線のシャンプー人気に繋がっているようです。

顧客とSNSで密に繋がるコミュニケーションを

しかし、ネット販売の場合、どれだけ良い商品であっても知ってもらう機会がなければ埋もれてしまいます。中小メーカーにとって広告に多くの予算をかけるのは難しいもの。

そこで、活用されるのがSNS。

SNSのバズりや口コミがきっかけとなって売れるというのが最近の傾向であり、シャンプーに限らず、SNSの活用は中小メーカーにとって最重要事項のひとつと言えます。

しかし、認知度の低いブランドであれば、単なる商品アピールのSNS投稿では多くの人に見てもらえません。まずは「面白い」「役に立ちそう」と思ってもらえる有益な情報で惹きつけることが求められています。

【専門家×エイジングケアシャンプー】SNSコンテンツ例

では具体的にどのような投稿をすれば、エイジングの髪悩みをもつターゲット層に見てもらえるのか。

弊社がご紹介可能な専門家を活用した、SNSコンテンツ例をご紹介します。

 

  • 毛髪診断士によるヘアケア方法

髪や頭皮の専門知識をもつ毛髪診断士を起用し、エイジング悩みを軽減するための日常のヘアケア情報をお届けするもの。ショート動画(リール)で分かりやすく、すぐに出来る方法で紹介することにより、エイジングによる髪悩みをもつユーザーとのコミュニケーション起点となります。

 

  • メイクアップアーティストによるヘアアレンジ

SNSで人気のヘアアレンジ動画に「ボリュームがない髪に使える」や「白髪が目立ちにくいアレンジ」といったエイジング悩みを絡めることにより、ターゲット層の関心をひきます。人気のメイクアップアーティストや美容師を起用することにより、彼らのファン層も巻き込むことも期待できます。

 

コスメコンシェルジュによるシャンプー成分説明

「髪に悪い成分」「肌に使わない方がいい成分」など、避けるべき成分をネットで調べる人が多く、SNSでも成分紹介動画が多くあがっています。専門家により、商品のメイン成分を紹介することにより、安心感を与え、商品への関心を促します。

 

専門家を起用することにより、投稿の質をあげることができます。もちろん広告や商品紹介ページに活用することもおすすめです。

どんな専門家がいるのか、ご関心をもたれたら、ぜひお気軽にお問合せください。

参考

※1:週刊粧業「【2022年調査】20代・30代女性、シャンプーの平均価格は上昇へ」

※2:調査時期:8月30日

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