“良い商品なのに売れない”ブランドの共通点

——売れない理由は“設計”だけでなく、“気持ち”が抜けているから
機能性、安全性、デザイン、価格。
美容・サプリのD2Cブランドは、
もはや“良い商品であること”が前提の時代になっています。
でも、「ちゃんと作っているのに売れない」という相談はあとを絶ちません。
その原因の多くは、設計ミスではなく“気持ち”の欠落にあります。
「気持ちの欠落って、根性論ですか?」と思われるかもしれません。
でもここで言う“気持ち”とは、ブランド側の熱量や精神論ではなく、
生活者の“共感”や“感情導線”を設計できているか、というマーケティングの話です。
「伝える」ではなく、「伝わる」になっていない
「ちゃんと説明している」「事実は書いてある」
ーーこれは多くのブランドがやっていること。
でも、それが生活者の心に届いているかは別問題です。
多くの場合、伝えたいことがブランド目線になりすぎて、
生活者の文脈に入っていない。
マーケティングの基本は、「自分が言いたいこと」ではなく、
「相手が受け取りたい形で届ける」こと。
この目線のズレが、気持ちの欠落につながっています。
共感が先、スペックは後
ブランド側は、「うちの製品はすごい!」と先に言いたくなります。
でも生活者は、「それ、私に関係ある?」が先です。
・悩みへの共感
・シーン提示(いつ使う、どんな自分になれる)
・心理的な“わかる感”を生む言葉
スペックやデータは、あとから「なるほど」と思わせる補足です。
いきなり理屈から入ると、人は感情で動けません。
世界観より、“空気感”をつくれているか
世界観というと、凝ったビジュアルやブランドカラーを指すと思われがちですが、
それよりも大切なのは「空気感」です。
・言葉のトーンが、ターゲットの日常とズレていないか?
・商品名・構成・ページ導線が、自然に読めるか?
・そもそも、“今の私”に必要そうだと感じる空気が出ているか?
この空気感がズレていると、「なんか違う」で終わります。
空気感は、デザイン×言葉×ターゲットの距離感で決まります。
商品に“感情の視点”が入っていない
医師監修、臨床試験、国産素材、◯◯配合——
「正しさ」はあっても、これだけでは「ほしい」という気持ちにはなりません。
必要なのは、生活者の不安・期待・願いといった“感情のかけら”を、
言葉や構成の中にちゃんと入れ込んでおくこと。
「正しいものをつくる」だけでなく、
「買いたくなる気持ちをつくる」ことが、マーケティングの仕事です。
ウェルネスライフの支援スタンス
私たちは、医師・管理栄養士・薬剤師などの専門家ネットワークを活用しつつ、
美容・サプリ領域のD2Cブランドに対して、
“感情設計”と“信頼設計”を両立させるサポートを行っています。
・生活者に「わかる」と言ってもらえる言葉への変換
・信頼性を感情導線に乗せる設計
・説明ではなく、共感で動かすコメントの使い方
機能だけでなく、“気持ち”を届ける。その視点が、これからのD2Cには必要です。
説明だけじゃ、人は動かない。共感と納得がセットで届くブランドへ。
ご相談はこちらからお気軽にどうぞ。