美容・サプリD2Cが陥りがちな5つのズレ

「成分には自信があるのに売れない」
「広告は回しているけど、リピートされない」
「なんとなく競合と似たLPになってしまう」
美容やサプリのD2Cブランド様よりこうした声は非常によく聞きます。
でもその原因は、商品の中身ではなく、“伝わり方の構造”にあることがほとんどです。
今回は、私たちがこれまで支援してきた中で感じる、
“陥りがちな5つのズレ”をまとめてみました。
商品とターゲットの“ズレ”
よくあるのが、誰に届けたいのかが曖昧なまま商品をつくってしまうパターン。
・40代の肌悩み向けなのに、見た目やコピーが20代向け
・男性向けの美容品のはずなのに、全体のトーンが女性専用に見える
・PMS向けサプリなのに、「気分の浮き沈みに」という言葉のみでぼやかしてしまう
どれだけ中身が良くても“自分向けの商品だ!”と思ってもらえなければ、
存在しないのと同じです。
成分と訴求の“ズレ”
「機能性のある成分を入れたから、それで訴求しよう」
→この思考だけでLPをつくると、“説得”だけで終わってしまいます。
いまの生活者が求めているのは、“納得”と“共感”です。
「どんな人に、なぜそれが良いのか」「どういう世界観の中にあるのか」
がセットで語られていないと、記憶にも残りません。
成分は、物語の脇役。主役はあくまで、生活者の悩みとそれを支える世界観です。
「信頼性」の使い方の“ズレ”
「医師が監修」「成分のエビデンスあり」「国産・GMP」など、
信頼性の要素は揃っているのに、なぜか刺さらない。
それは、“見せ方”が伝わっていないからかもしれません。
- 見出しに書いてあるだけ
- 証明データがLPに埋もれている
- 第三者の視点が不足している
信頼は「語るもの」ではなく、「見せるもの」です。
誰の目線で、どこで、どう使うか。
設計しない限り、信頼性は空気のように流れていってしまいます。
「見せ方」の外注が“ズレている”
よくあるのが、制作会社に丸投げしてしまい、
“見た目は良いけど誰にも届かないLP”になってしまうケース。
・競合とテンプレがほぼ同じ
・どこにも“御社らしさ”がない
・専門家の言葉や開発背景が活かされていない
“設計”がないまま“制作”に進むと、ズレはどんどん大きくなります。
まずは「誰に・どう信じてもらいたいか」から考えることが、
D2Cにおけるブランディングの第一歩です。
“伝えること”と“伝わること”の“ズレ”
このズレは、すべての根底にあります。
- 自分では一生懸命説明している
- 成分も、実績も、開発背景も語っている
でも、生活者から見ると「なんかよくわからない」。
伝える努力=伝わる結果、ではないのです。
言語化・構造化・見せ方・出す人 ーーそれらすべてが“伝わる仕組み”に変わったとき、
やっと商品が本来の魅力を発揮し始めます。
ウェルネスライフのスタンス
私たちは、美容・サプリD2Cブランドの現場で、
「商品の良さはあるのに、構造が整っていない」という場面に数多く立ち会ってきました。
- 専門家のコメントを、どこでどう使うか
- そもそも誰に対して何を伝えたいのか
- 訴求・見せ方・信頼性の見せる順番や組み立て
売れる前に、整える。
それが、私たちの支援スタンスです。
商品の魅力はある。だからこそ、「伝わる形」に整える。
ウェルネスライフは、D2Cブランドの“信頼設計”を支援しています。
ご相談はお気軽にどうぞ。